機能拡張マネージャの機能拡張

標準の機能拡張マネージャではコントロールパネルと機能拡張書類とシステムフォルダの一部のファイルしか管理できません。
ここでは機能拡張マネージャをカスタマイズして起動項目・終了項目・アップルメニュー・フォントなどの管理をする方法を紹介します。

注意事項

(1)ReEditで機能拡張マネージャを開き、Ftypリソース-4033を開き編集ウィンドウを呼び出す。このウィンドウで右端のカラムのテキストの挿入ポイントをクリックして[fontfonD]と入力する。(Returnキーは押さない)

(2)fld#リソース-4033を開きセパレータ(*****)をクリックして選択する。ResourcメニューからInsert New Field (s)を選択してFolder typeフィールドに[fonD]と入力する。Folder nameフィールドに[フォント(使用停止)]と入力する。
他のフォルダを追加するには下記の表を参考にして同じ操作を繰り返してください。

フォルダ名 FTyp-4033 FLD#-4033
Folder type Folder name
機能拡張 extnextD extD 機能拡張(使用停止)
コントロールパネル ctrlctrD ctrD コントロールパネル(使用停止)
システムフォルダ macsmacD macD システムフォルダ(使用停止)
コントロールバー項目 sdevsdvD sdvD コントロールバー(使用停止)
起動項目 strtstrD strD 起動項目(使用停止)
終了項目 shdfshdD shdD 終了項目(使用停止)
アップルメニュー amnuamnD amnD アップルメニュー(使用停止)
フォント fontfonD fonD フォント(使用停止)

(3)iNITリソース-4034を開き、認識させたいファイルタイプを追加する。(例、sfil(サウンドファイル)、osas(スクリプト)、sdev(コントロールバーモジュール)、tfil(TrueTypeフォント)、ffil(ビットマップフォント)、LWFN(ポストスクリプトフォント)など)

(4)iNITリソース-4035からDMOVを削除してフォントスーツケースを認識できるようにする。(DMOVを選択してdeleteする)

(5)全ての機能拡張やコントロールパネルを表示させたい場合は、iNITリソース-4033からINITとcdevのファイルタイプを削除する。さらにcdevリソース-4064の「000F00」行の一番右の「80」を「00」に修正する。

(6)以上の修正が終わったら保存して終了する。カスタマイズした機能拡張マネージャを開いて、追加した項目がちゃんと表示されるかを確認しOKなら既存の機能拡張マネージャと入れ替える。開いたときに、すぐカスタムセットを作ってください。そうしないと必要なファイルまでが使用停止フォルダに移動されてしまう可能性があります。

(Macworld May 1995より)